英国民投票から七尾を考える…
こんばんは、山崎 智之(やまざき ともゆき)です。
たまに、政治の話を。
6月23日、
イギリス国民投票。EU離脱へ。

この国民投票は、
昨年12月に成立した、
「2015年欧州連合国民投票法(The European Union Referendum Act 2015)」
に基づいて実施されました。
そしてこの法律、
2010年の保守党と自民党の連立政権公約、
「レファレンダム・ロック(Referendum Lock)」
に基づいて制定されました。

~新・山崎メモ、その8~
レファレンダム・ロック
(Referendum Lock)
レファレンダム・ロック
(Referendum Lock)
イギリス政府がEUに関連して国家の主権に関わる決定をする場合、国民投票の実施を保証する。
議会制民主主義を採用するイギリスでは最高決定機関は「議会」であり、国民は議会選挙を通じて国政に関する「民意」を決定することは長年に亘る国是で、レファレンダム・ロックの方針は2010年の総選挙で保守党・労働党の二大政党がどちらも過半数に達せず、両党への不信感を受けて打ち出された。
で、この法的根拠は、
「2000年政党、選挙及び国民投票法(The Political Parties,Elections and Referendums Act 2000)」
この法律は、
国民投票を行政裁量で実施するのではなく、
実施するための法律を制定しなければならない、と規定されています。
ココ重要

…この規定、ある条例と一緒。
『七尾市まちづくり基本条例』
七尾市まちづくり基本条例(抜粋)
(住民投票)
第21条 市長は、市民生活に関する極めて重要な事項について、広く市内に居住する者の意思を直接問う必要があると認めるときは、住民投票(以下「投票」という。)を実施することができる。
2 投票に付すべき事項、投票の手続、投票資格要件その他投票に必要な事項は、議会の議決を経て、その都度、別に条例で定める。
3 市長は、投票の結果を尊重しなければならない。
私は基本条例制定にあたり、住民投票の濫用を防ぐための項目が必要と強く訴え、時に担当部局と激しい議論も行いつつ協力して条例修正を実現しました。
理由は当然ながら、
たとえ行政や議会が混乱しても住民投票の結果は「住民の民意」たるからです。
今回のイギリス国民投票による大混乱を踏まえ、選挙以外の民意について議会がよりよく考えていかなければなりません。
P.S. マジメか!明日は議会最終日。

ヤマザキトモユキ Website: http://yamazaki-tomoyuki.com
ヤマザキトモユキ FB: http://www.facebook.com/tomoyuki.yamazaki1
ヤマザキトモユキ Twitter: https://twitter.com/#!/Yamazaki_Tomo
- 関連記事
-
- 第24回参院選 (2016/07/11)
- 今日から7月… (2016/07/01)
- 英国民投票から七尾を考える… (2016/06/29)
- 参院選突入… (2016/06/22)
- 6月はじまる、民法改正… (2016/06/01)
スポンサーサイト
| 5) ひとりごと@2期 | 23:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑